FM三重『ウィークエンドカフェ』2022年12月24日放送

今回は、『NPO法人チャリティーサンタ』三重支部の坂口真未さんと米岡勇紀さんがお客様。
クリスマスイブの日、チャリティーサンタに申し込みがあった家にサンタクロースがやってきます。
それをスタッフのみなさんがサポートしています。
米岡さんは現在大学4年生。
活動は1年生の時からです。

学1年生のときに先輩が授業でこの活動をプレゼンしていて参加

米岡 『あなたも誰かのサンタクロース』を合言葉に、クリスマスイブの夜にサンタクロースのお手伝いをするという活動を行っています。
私たちでサポートして、全国の子どもたちに笑顔を届けに行くという活動となっています。
三重支部は2014年から活動を開始しています。
最初、この活動を知ったのは偶然でしたが、この活動を知り、『子どもたちに笑顔を届ける』ということにとても感動と共感し、自分も関わっていきたいと考え、参加しました。
大学で授業を受けているときに、授業中に先輩方が教壇に立ち、活動内容を紹介しました。
そこで話を聞いて、共感したのが最初の出会いでした。
最初の年はとても緊張しましたね。
活動と言っても何をしたらわからない状態ですし、すでに活動しているみなさんの様子を見て、ちょっとずつ覚えていって。
そして当日、お子さんのところへプレゼントを届けに行くときには、とても緊張して、それでもお子さんが喜んでくれているのを見ると、やってよかったと、とても感動します。
2年目3年目になると、少しずつサンタクロースの活動のお手伝いに慣れてはきますが、それでも緊張してしまうという部分はあります。
ただ、運営の中心になっていくにつれ、他の方がサンタクロースのお手伝いをしているのを見て、他の参加しているスタッフさんも喜んでいるのを見て、子どもだけではなく、活動に参加しているスタッフもみんな、嬉しい気持ちになれる、そんな素敵な活動なんだなと改めて感じるようになりました。

 

ランティアが好きだった。ボランティアなら何でもよかった

坂口 もともとボランティアが大好きで、大学でもボランティアセンターに入っていました。
そこからコロナなどにぶち当たりまして、三重県内で何かできることはないかと探したときに、こちらの活動が目に入りました。
最初は正直、ボランティアできるならなんでも良かったんですけど、入って活動してみて、クリスマスイブがとても思い出に残って、それが幸せの連鎖というか。
子どもたちが幸せになってくれるというところに、とても感銘を受けたので、今年も是非やりたいと思い、活動しています。
1年目は何をしたら良いか…細かいことがわからないまま終わっていきましたが、今年は一気に細かいところまで知ることができるので、勉強になるとともに、去年の方々の大変さもわかりました。
出発するまでがサンタさんといろいろお話します。
そこからサンタさんを見送って、順次、ご家庭の方に行っていただく形になります。
応募してくださったご家庭の方が、サンタさんにプレゼントを渡してほしいという希望をいただき、サンタさんがそのプレゼントを持ってご家庭に行く…という形になっています。

 

ャリティーサンタの大人のみなさんは見守っていてくれる

坂口 もともと緊張しやすいのもありますが、子どもたちの夢を守りたいというか、サンタさんのお手伝いをちゃんとしないと、というところに責任があるので、とても緊張します。
それよりは当日、サンタさんのお手伝いをしてくださる方が必要なので、そういう方たちの募集やミーティングなどを通じて、どうしていくか、今年はどういうことを目標にしようとかを話し合ったりしています。
普段は学生のコミュニティで話すことが多いですが、ここのチャリティーサンタで活動しているのは社会人として何年も働いている方も、趣味やプライベートで頑張っている方もいるので、刺激をたくさん受けます。
大人の方は、引っ張ってくださるというより、若い人たちを見守ってくださる方々が多いですね。
口を出すよりは「そんな漢字でいいんじゃない?」と好きにさせてくださる感じですね。

 

重県南部の子供たちにも活動をしていきたい

米岡 三重支部の活動をもっと全域に広げていくということと、経済的に、またはさまざまな困難な家庭に対してもっとアプローチしていって、子どもたちに思い出を届けていきたいと思っています。
もっと多くの人に知ってもらいたいし、この活動に協力してくれる人が増えたらとても嬉しいです。
忙しくはなると思いますが、僕自身、今後も続けていきたいと考えています。
誰かのために活動するということが、これまではあまりありませんでした。
この活動を通して、人の笑顔のために働き、自分も笑顔になることができるので、良い循環が生まれているということを直に感じることができたので、良かったと思います。

坂口 今は桑名や四日市が限界ですが、もっと南部の方にクリスマスにサンタさんが来てほしいとか、経済的に困難で難しいというご家庭があるかもしれません。
そういう方々に笑顔を届けられたら良いな、と思います。
24、25日はクリスマスですが、自分の中ではクリスマスがそんなに特別なイメージはありません。
サンタさんは来てくれるけど、それ以外は特にないと思っていました。
それが、活動をはじめた去年から、この日が特別な思い入れというか特別な日になりました。
これからも、特別な日にしていきたいと思います。

米岡 クリスマスに誰かのために行動できるということは、とても素晴らしいことだと思います。

坂口 サンタさんは贈り物を届けるだけではなく、クリスマスを特別にしたいと思っている人こそがサンタさんです。
いろいろやっていただけると嬉しいな、と思います。